About AUST

一般社団法人AUST

AUST ロゴ

AUSTは、新たな高等教育を構築し、教育と地域(社会)のつながりを再生し、自然環境を含む社会をなして生きていく人間を育成したいという思いをもつ人たちが集い、設立された団体です。

AUSTはこれまで4年間、アメリカの諸大学と連携したサマープログラム(HELIO)を実施し、アトランティック大学を始めとする各大学との信頼関係を培い、SGA設立の土台を築き上げてきました。

今後、AUSTは、SGA設立など高等教育の刷新に留まらず、包括的かつ社会的な事業にも取り組もうとしています。

本部:AUSTハウス(旧ファミリーペンション魚実)
〒725-0402 広島県 豊田郡大崎上島町 沖浦 1496-1

The Basics

基本理念

戦後70年、日本の経済成長と共に経済発展を支える人材を大学で育成してきた。先の発展と可能性が見えていた時代、「良い学校」に入れば「良い企業」に入社でき「将来幸せになる」という考えのもと、大学という存在は出世のための通過点と見なされてきた。しかし、今は人口減少、経済低迷、人災・天災、予測のつかない国際関係に直面し、文部科学省は2011年3月の福島の地震・津波に伴う福島第一原発の爆発以来、それまでの「予測困難な時代に生きる力」という標語を「予測不可能な時代を生き抜く力」と変えていった。

「誰も答えを出せない時代」に突入しているにもかかわらず、大学に入るための入試(特にセンター試験)は相変わらず選択問題(マークシート)。「次の6つの中で正解はどれでしょう」という問題の正解を探すために、高校生は高校時代の大半を情報暗記、猛烈な入試対策で過ごしてきた。

しかしながら、これからの時代は誰も答えを出してくれない。いや出せないのだ。そんな中で「自分で考え、自分の道を築く力」を身につけるという方向に文部科学省は舵を切った。大学入試も正解を探す選択方式から筆記型に変わり、教科も筒形教科から横断型教科の合教科問題へと変わっていく。教育機関には、ACTIVE LEARNINGやPBL、COMPETENCYという横文字で教育手法・目的の変換を文部科学省は指示している。

しかし、教育現場では大混乱が生じている。従来型の大人数教室(100人以上)で、教授が黒板に向かって講義をし、それをノートに取って試験に備えるという手法から、少人数、学生主体、問題解決型、コミュニケーション能力、リーダーシップ、探究力、プレゼンテーション能力を育成しろと言われても、70年間続いた大学教育の伝統は簡単には崩れない。特に、教員も職員も今ある状況を変更して新しいことをすることを頑なに拒む自己防衛本能が働いている。

我々は教員主導の教育から学生主体の教育へ切り替える必要があると考えた。「教える」から「学ぶ」という姿勢。教室で、机で学ぶだけでなく、現場で実体験をし、そこから感じ取り学んでゆく手法を取りたいと考えた。これがHands-on Learningであり、Place based Learningであると考える。そんな学生中心の高等教育のモデルを作りたい。

日本の人口が激減する中、豊かな歴史、文化と伝統が存在した瀬戸内海の島々の人口も顕著に減少している。広島県の大崎上島も例外ではない。このままでいけば、7800人の人口(2018年現在)も年間100人ずつ減少してゆき、町としての行政機能がなくなってしまうことが予測されている。

そんな中、海外の大学(College of the Atlantic)と連携した特色のある教育機関「瀬戸内グローバルアカデミー」が島にできることにより、新たに島の人口が増え、従来の産業、新しい産業も活気づいていくはずであり、それ以上に、大崎上島から海外に発信し、グローバルに活躍する人財を送り出すことができる。このように、島の歴史、文化、人々、産業、自然環境、コミュニティーの連帯が大学の教育の共同体となり、また学生が島の小中高生と交流し、農業、漁業、造船、その他の産業を学びの場とする。

グローカルな高等教育機関を人口減少していく大崎上島で育むことによって、大学が地方創生に寄与する一つのモデルになるのではないか。また、ここでのワークカレッジ的取り組みや、社会起業家を育てる試み、新しい学びの創造、人―社会―自然が調和した地球環境の追求は、閉塞感漂う現代社会に対して教育の在り方を問いかける試金石となるのではないか。

History

沿革

2015年
一般社団法人AUST 設立
2016年
第1回目HELIO開催(Human Ecology Lab in Osaki Kamijima)
世界のAshoka Uから24名参加 テーマ:「平和と環境保全」
大崎上島町高田町長と共にCollege of the Atlanticを訪問
Ashoka U Exchange (於:Babson 大学)長尾、木本参加
2017年
第2回目HELIO開催 海外参加者20名 テーマ「平和と日本文化」
教育シンポジウム開催「最先端の思考教育・地域密着型教育」
Cornell, Babson, Hamilton, Northampton, The New School, Brown、College of the Atlanticの教授陣を招聘
2018年
第3回HELIO開催 海外参加者18名 テーマ「マイクロプラスティックと海の安全」
グローバル教育シンポジウム
Anke Wessel 教授 Cornell 大学/Thompkins Cortland Community College Jason Sidel教授招聘 
ビジネス研修 Cornell ビジネスMBA Mark Milstein教授招聘
「Sustainable Global Business ] シンポジウム開催
2019年
第4回HELIO開催 海外参加者20名 テーマ:「平和、広島・福島→豊島」
アトランティック大学理事会が、「COAアジアの教育拠点」として一般社団法人AUST「瀬戸内グローバルアカデミー」と協働することを決議。また、Ⅰ年間瀬戸内グローバルアカデミーで9単位(COA認定科目)を取得すればCOAの2年次に編入可能と決議
2020年
4月より「志塾」瀬戸内グローバルアカデミーを開校予定
英語集中プログラムを始める
9月よりCOA連携科目開校予定

Administration

理事会

代表理事
長尾 ひろみ
(第6期、7期文部科学省中央教育審議会委員、元広島女学院大学学長)
顧問
鈴木 寛
(東京大学教授、慶応大学教授、元文部科学省副大臣)
理事
岡本 悦生
(岡本建設株式会社代表取締役・株式会社コミュニティシステム代表取締役)
理事
木本 浩一
(関西学院大学ハンズオンラーニング・センター教授)
理事
鳴尾 眞二
(株式会社鳴尾総合研究所代表取締役、元JICA専門家エジプト計画省)
理事
飯田 修一
(株式会社現代建築研究所代表取締役社長)
理事
桑木 康宏
(株式会社学びと成長しくみデザイン研究所代表取締役)
理事
四倉 良
(会社員)
理事
松浦 真英
(清光寺住職)
監事
藤原 保弘
(広島商船高等専門学校特命教授)